Loading

南海なんば駅 列車行先案内表示装置

南海なんば駅は平成6年の関西国際空港開港以来、世界への玄関口として時代とともに変化を続けるターミナル駅です。訪日外国人の増加もあり、列車行先案内表示装置の整備も行いました。列車行先案内表示装置には液晶モニターを採用し、列車の種別・行先・停車駅・発時刻・発車番線・付帯情報・緊急情報などを日本語・英語・中国語・韓国語の四カ国語で表示しています。日本人のみならず外国の方々へも列車情報などわかりやすい表示を行い、初めて南海電鉄を利用するお客様へ、安心して列車にご乗車いただけるよう案内を行う列車行先案内表示装置です。

技術のこだわり

液晶モニターは温度と輝度の遠隔管理をしなければ良好な状態で駅では使用できないものであると認識しており、遠隔制御にて365日24時間駆動にも耐えられる設計としています。また表示面での焼き付き防止制御も行っています。文字のスクロールではガタツキのない滑らかな表示の実現とともに、複数段スクロール、それぞれのスクロールスピードの個別設定も実現しています。これらは全て自社開発で行ったものであり、その点は列車行先案内表示装置では最先端の制御をおこなっていると自負しています。

外観図

デザイナーの想い

駅という空間は様々な人々が利用する場所であり、それぞれの思いも違う場所です。出会いや別れの場所になったり、旅立ちの場所であったりと、特別な空間ともいえます。ただ単に列車情報を表示するだけの案内表示装置ではなく、空間演出も兼ね備えた案内表示装置ができればと思いました。公共性が要求されるものなので無茶なことはできませんでしたが、細かいところにこだわりを持ってデザインしました。

デザイナーのこだわり

わかりにくいかもしれませんが、種別カラーでの外国語表示部にはアウトライン部に黒色を入れて輪郭をきわだつようにしたり、案内表示装置筐体側面のアクリルガラスには南海マークを薄く入れて、見る角度によって認識できるようにしています。またアクリルガラス内側にアルミ板を入れてエッジ部分がキラリと光るようにもしました。案内表示装置としては無駄な部分ですが、無駄の美学を少しずつ案内表示装置に取り入れ、これからもこだわり続けたいと考えます。

更新前のフラップ式(パタパタ)表示器

更新前の弊社商品であったフラップ式行先表示器は、パタパタと音をたてて回るさまはなかなか人気もあり、一部ファンからも愛された物でした。しかしながら表示数も限られ、保守も年々難しくなり、徐々に時代にそぐわないものへと変わってしまいました。今回の更新工事では従来できなかったインバウンド対応を含め、だれにでもわかりやすい案内表示装置を考え、ターミナル駅にもマッチするような案内表示装置をご提案させていただきました。


*更新前のフラップ式行先表示器

PAGE TOP